〜 メス 200年 art1 〜


1.さて、今年は・・・いきなり困った

 今回、実は準備段階でいきなり難問にぶつかってしまいました。
 というのも、例年だと秋には発注しておいた株が12月末には届き、真冬の最中に準備を始めるのですが、 なぜか今年は当てにしていたロイヤル・オランダ・フラワーのカタログになかなか掲載されないのです。
 メールを入れても返事がなく、直接電話を入れてみたら「この秋はありません」とあっさり返事が返ってきた。
 また春になればあるかもしれないけど、どうなるか保障の限りではないとも・・・。
 まいったなぁ、他社も探せばあるにはあるのですが、一株2500円が相場です。
 でもこれは高すぎる・・・と思いませんか?
 インターネットでネット販売しているサイトを検索をしてみると、情報そのものが古かったりしてなかなか欲しい情報が 取り出せません。
 名前も、メコノプシス、ブルーポピー、青けし、青ケシというふうに色々な呼び方があり、すんなりヒットしないのです。
 個人的にはメコノプシスという本来の名前が好きです。
 ちなみにブルーポピーという名前で、紫色のケシ、それも国内では栽培が禁止されているアヘンの原料となるケシが あるそうですが、メコノプシスは厳密にはケシ属ではなく、メコノプシス属なのでドラッグなどとは全く無縁の植物です。
 そして今年はダメかなと半ば諦めかけていたところ、1月に入ってから届いた(相変わらずド派手な)カタログに掲載されていたので あわてて申し込んで2月にやっと届きました。

  ファンタジックブルーポピー”ブルーエンジェル” 3株(ベアルーツ)
  税込価格 2604円(送料別)

 相変わらずトホホな商品名ですが(なんとかならん?、ロイヤルさん)、 間違いなく正真正銘のオランダ産、メコノプシス・ベトニキフォリアです。
 これを今年は2セット、6株を購入しました。
 開花予定まであと4ヶ月、5年目の今年は例年よりも随分遅いスタートとなりました。

2.今年も育成チェンバーで

 さて、今年も昨年と同様に育成チェンバーに入れて成長を促進し、開花を前倒しにすることで開花期そのものを 長くしようという作戦です。
 一般的に春咲きの植物は長日植物といわれ、日照時間が長くなったのを感じて成長を始める(正確には花をつける)と いわれていますが、実はこれは逆で本当は夜が短くなったことが起因しています。
 この性質を利用して真夜中に4時間ほど人工の光で夜を分断することで夜を短くして成長を早めるというテクニックは 実際に行われています。
 しかしながら昨年は、育成チェンバーが思った以上の成果だったにも関わらず、チェンバーから屋外へ出した後の管理がまずく、 記録的な猛暑も災いして全滅させてしまったことです。
(昨年は枯らしてしまったという方が多かったはず)
 これまでの経験上、時期的にはグングン成長を始める時期なので、決して遅すぎるということはないのですが、 今年の夏も去年と同様に猛暑になるとの予想がでているので心配しています。
 この辺りを注意して、6株すべて全滅などということにならないようにしたいと思います。
 では、前置きはこのぐらいにして、そろそろ、いってみよっかぁ!


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